インド旅行から得た物

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2024年5月13日(月)から17(金)まで、インドに旅行に行って来ました。

私は10年位前から、インドの情勢を投資信託の推移を見ながら観察をしていました。当時知識を持たず勢いで購入をしてしまったのですが、成長の源を確かめに行きたくなったのです。
私が購入した時期は、モディ首相がこれからインフラを整備すると言う時でした。
インド入りをした私が見た風景は、人口が多く昭和の様な印象を受け、蒸し暑く発展して行く気配を肌で感じました。
時折、インドのモディ首相の手腕に想いをはせていたので、バラナシに行った前日には、モディ首相が前日に来ていたと聞き、アイドルとすれ違った様に嬉しかったです。

インドの情勢

6月9日にナンドラ・モディ首相就任式が行われ、3期目になりました。インド旅行中も多くのポスターが貼られており大変活気づいていました。

インドの人口ですが、人口増加が著しく、おおよそ14,4億人。中国は14,2億人。アメリカは3,4億人。日本は1,251億人。となっています。

2023年、ついに中国を上回り世界でもっとも多くの人口の国になりました。この中で人口が増え続けているのがインドです。平均年齢が28歳と若く、ITや数学の分野などで多数の研究者が世界中で活躍しています。

インドの宗教は、人口の79.8%をヒンドゥー教が占めています。この他は、イスラム教が14.2%、キリスト教が2.3%、 シーク教が 1.7%、仏教が 0.7%、ジャイナ教が 0.4%と続いています。モディ首相はヒンドゥー教徒なので、ある意味圧勝は約束されていたと思います。
ブッタが悟りを開いたサルナートにも行きました。ブッタが説法を説いたのに、仏教徒は0.7%です。今の私にはよくわかりませんが、インドは色々な混沌としたものを抱えながらも、曖昧に共存できている国だと思います。

インドの2極化

現地のガイドさんの話によると、やはり10年位前から、モディ首相が教育に力を入れ出して、全員無償で教育を受ける権利を与える。と約束をして底上げをして行ったそうです。
しかし路上には多くの人達子どもたちの物乞いが存在していました。無償で教育を受けられるのに、なぜ学校に行かないのか?という疑問が出てきますが、それは、家計を助けるために物乞いをしないといけないからです。子どもの方が同情を引き物乞いをしやすく、子どもを抱いた若いお母さんも沢山物乞いをしていました。
今は、インドでは2人までの病院での出産を認めているそうですが、3人目になると家で出産してしまうそうです。たぶん、物乞いの女性たちは、貧しい家で多産して子どもが多くなり、そして学校に行かず貧困になるという、同じループを繰り返している様に思いました。

しかし、二桁×二桁の計算が出来る教育を実施しているインドでは、優秀な人が続出しており、外国へ留学も果たし、故郷のインドに戻ってなんとかしたい!という思いで起業家になっています。また、多くの外国人留学生を無償で受け入れているとガイドさんが言っていました。

デリーでは、高層ビルが立ち並び、地価が大変あがり庶民では購入できない程になっているそうです。多くの外国資本が入っており、駐在される人も多いそうです。ガイドさんに「家の相場はいくら位か?」聞いてみましたが、「とてもじゃないが買えない」としか答えてもらえませんでした。

ニューデリーの一部は道が整備されていますが、多くの道は混沌としており、車、バイク、三輪、聖なる牛がひしめき合っており、私には運転が出来ないと思いました。外国資本のショッピングセンターにも行きました。ケンタッキー、マクドナルド、ナイキ等のお店も見ましたが、中に入るのは厳重な警備でした。お店内はクーラーが効いており、多くの人が涼みに来てしまうので、制限をかけており中はガラガラでした。

聖地バラナシ

多神教を受け入れ、カオスで気温は40度を超える日々の中、イスラム教の聖地バラナシに行きました。
ここは、ヒンドゥー教徒の最も聖なる都市で、ガンジス川で沐浴をすると、罪を洗い流してもらえるとのことで多くの人が朝日時に沐浴をしていました。また、この聖地で亡くなりたいと解脱のために、多くの行者が集まり多くの火葬を見ました。

このようなインド視察によって、気が付いた事は、
人が集まる所はなぜ集まるのか?を考えないといけないという事です。
そこはなぜ人が集まるのか?なぜ活気があるのか?人は何を必要としているのか?

アニメの聖地・神社の聖地・アートの聖地・車の聖地など。
人が集まるところは何かの聖地になるということです。

子どもも大人も教育はとても大切であり、ずっと学び続けないと滅んで行きますね。
日本を出て俯瞰する目を持ち、曖昧に共存して行く。おかしい!と言って人を排除しないことでしょうか?

外国人の友人を持ちたいと思い、現地ガイドさんとlineの交換をして、今もたまにやり取りをしています。
私の作品も日本の中にずっといるより、海外展開をして行きたいと思いました。

(上記、正確な情報ではない可能性があるため、ご確認ください。)